水晶の如く眼球揺らめきて人の心を語ってしまふ
私の目の中にあなたが映っていると言うまでもない近づきすぎて
「目で解る」と校長先生目というは何を映している目であるか
ラピスラズリという宝石の色眼鏡持つ人の世界いかに見えるか
黒曜石といふ石磨いた目を持ちたしいにしえの檻の中の揺らめき
宝石は変容してゆく私の目も私と関わる人の目さえも
くぐもったパールの雲の揺らめきが不意に大雨降らせる日あり
大雨を降らせたパールの雲だからしばらくすれば虹をかけるさ
晴れた日はサファイアの如き我が目なり空透き通りさわやかな日ぞ
不意に来る不穏な空気の只中でわたくしの目がルビー色になる
目に触れる如くの痛み我もまた味わうべきと友を見て想う
目というは考えるほど不可思議な私の顔の大事なパーツ
まなざしと言う小春日和の日のような視線を浴びて生きてみたいよ
目が光る 目元がくぐもる 目が笑う 目が目が語るすべてを語る

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