Trunk‘s Weather Report

手作りノートとカルトナージュの布箱を主にハンドメイドしています。ハンドメイドのみならず、色々な事に興味深々です。 芸術鑑賞やポエムを読むこと、絵を描いたり、最近はまった短歌のことなどを、自由気ままにコメントして行きたいと思います。歴史、地理、文化、上げるときりがありませんが、それらを一つのコスモロジーに昇華できたらと思います。

オーロラの国の物語

ムーミン



こんにちわ~とぅらんく文学友の会です~^^

しばらく前、いろんな国の紀行エッセーを探しておりまして、北欧のエッセイないかな~と探していたころに、腑に落ちたのがムーミンでした。

トーベ・ヤンソンという作家さんの手になる児童小説?ファンタジー?分類はともかく、ムーミンの原典は暗いと聞かされていたので、
それだ!wと思って全巻大人買い(?)しました。

トーベ・ヤンソンは芸術家の両親に育てられたそうで、小さいころから絵を描くのは当たり前な環境だったそうです。
本の中にたくさんトーベ・ヤンソン直筆の挿し絵があって良いですよ~
私の地元の画家さん夫婦の奥様は、3歳から始めると良い、と言っておられました。

ヤンソンは、夏になると、クルーブ・ハル島という、周囲を歩いて8分という小さな島でムームンを執筆したのだそうです。

シリーズ第一作目が出版されたのは1945年で、戦争が終わって間もなくのことだったようです。

「小さなトロールと大きな洪水」
おそらく知らない人が多いのではと思います。
時代に消されそうになった第一作目には、きっと知らない人が多いのでは?と思われる登場人物がいます。

また、第一作目では、ムーミン谷がありません。最終的に、え?という感じでムーミン谷が登場しますが。

話の初めは、ムーミンがムームンママに連れられて、暗い森の中を急ぐところからです。
途中、海に出たところで、舟に乗ったニョロニョロが登場。
耳が聞こえず、話もしない。これは立派にアウトサイダーですか。
ニョロニョロの船に乗ってたどり着いた「燃えるように金色に輝いている塔」で、ママは、パパがちょっと前にこの塔に来たことを聞いた途端、
行き先をパパのいるところに定めて南に一直線に向かいます。
すると、雨が降ってくる。
どんどんひどくなってきて、止まない。
終いには洪水になってしまう。
これはなぜだろう?と思いました。
ヤンソンさんの戦争体験などもあって、その影響があるとのことなんですが、これって洪水神話ではないかと思ったりしました。

その後、ママはパパと再会し、パパが作ったというすばらしい家は洪水に流されて、ムーミン谷に落ち着きます。
ムーミン谷は洪水によって生じた感じがあります。

以上、ムーミン谷創世記でした~


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この記事へのコメント :
これって小説??フィンランドのライトノベルみたいなのかしら。
Posted by なみきまなみ at 2013年07月14日 17:55
元はフィンランドの小説ですよ。
児童小説+ファンタジーなのかな?
先日「ムーミン谷と彗星」読んでましたが、意外と深いなあ~と思いましたよ。
読み終わるのに数日かかりました。

漫画バージョンはその後刊行されたらしいです。

日本でアニメ化されたあたりは、あまり見ていなかったので、知らないのですが、ムーミンと言えば丸々としたイメージはありました。でも、ムーミンの初期時代はあんなに真ん丸じゃなかったみたいです。結構やせてますw
Posted by TrunkTrunk at 2013年07月15日 09:50
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    コメント(2)