私家版のすすめ

Trunk

2011年09月16日 00:17

こんばんわ~とぅらんく製本部です~

今日は「私家版」についてのお話をしようかと思います。
文章をお書きになる人って、意外と身近にいたりして、それをまとめて本みたいにできたらいいなあ、とひそかに思っておられる人も結構おられるのではないかと思う今日この頃です。

でも、自費出版はお金がかかって手が出せない。
製本法も謎なのでホッチキスに頼る。

ホッチキス……せっかくの作品がちょっともったいない感じです><
そんな時、私家版というものを作れたら……とお思いの方もおられるでしょう。

製本技術、たまに図書館で製本教室が開かれます。もし、機会があったなら、ぜひ製本の仕方を学ばれてください。

私も私家版を作ったことがあります。
たったの一冊しか作りませんでしたが。(ただいま北海道の叔母の手元にあります)
なので、多少のヒントを少しご説明させていただきます。
これは、二つ折りにした紙を四枚並べてある画像です。これをかさねて一冊の折丁を作ります。
この時注意したい点は、紙には目の方向がある、ということです。
洋紙は大体、文房具屋で普通に売られているものは、縦に目が入っています。そのままの状態で、ホチキスなどで留めて冊子にすると開きが良いですが、そのままその紙を横にして二つ折りにして折丁を作りますと、開きの悪いノートになってしまいます。
紙の目は、紙の端っこを持ってしならせてみると解ります。縦、横と試してみてください。しなりが良い方向を確かめられます。
私は大体、作りたいノートのサイズの4倍の紙を買って、半分に裁断し、二つ折りして折丁を作ります。この画像は、折丁12枚と見返し用紙と表紙です。これは、ロングステッチバインディングのパーツです。
折丁と折丁をかがってノートを作ります。

この折丁こそが問題の種ですね、いったいどうすれば情報を印刷して折丁を作れるのか?
まず、ワードにズラーッと本にしたい情報を並べ、フッダーかヘッダーにページ数を入れます。
その後に順番を組むために別のワードを立ち上げてください。
その後に、コピー&張り付けをします。(以後、コピペと表記いたします)

まずは、表側のページから。
ページ順番です→16 1 14 3 12 5 10 7

次は裏のページです。
ページ順番→2 15 4 13 6 11 8 9

コピペは表側印刷と裏側印刷用のワードを用意してください。
このページ順番は、メモ帳などを二つ折りにして、四枚重ねてページ数を書きますと、解りやすいです。
16ページまで行きましたら、また最初に戻って17ページから書き込んでみてください。
それを何回も繰り返します。
内容の入ったワードのページ数まで行ったら、まず表側だけ見ながら、表専用ワードにコピペして行って下さい。
そうしたら、ページを書いてばらした折丁をひっくり返して、裏専用のワードに順番通りにコピペしてください。
その後、紙を用意して表を印刷し、その次に表を印刷した紙を裏にして、裏を印刷します。
印刷が終わりましたら、それを順番通りに折丁にしてください。

大体、こんな感じです。ここまでしてくだされば、後はかがって製本するのみとなります。
数冊作るにはちょうど良い感じなのではと思います。

製本は、お任せ下さいませ~。
身内や友人知人に配る程度でしたら、私家版がいいと思いますよ。

製本をご自分でされたい方は、図書館に若干製本指南本がございます。
栃折久美子さんの本が解りやすいです。
私はこの人の本で独学でした。

私家版の秋です。もし、本を作りたい、と思っておられる方がおられましたら、この記事にコメントしていただければと思います。

それでは、残暑お見舞い申し上げます。(最近暑すぎですね(汗)



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